東京歯科大学同窓会からのお知らせ

同窓会だより 東京歯科大学

神奈川西湘支部総会・講演会・懇親会

 2024年12月14日(土)、小田原、足柄地区と共に広域に組織する同窓会神奈川西湘支部の総会がグランドホテル神奈中平塚にて開催された。

佐々木明彦支部長の挨拶の後、小田原の西本幸仁議長により各種報告や議事は進行し、本年逝去された小田原の高橋義弥先生を偲んで黙祷が捧げられた。各議案は滞りなく承認されて総会は終了。

その後は本学東京歯科大学歯科矯正学講座主任教授西井康先生をお迎えし、「矯正治療のトレンドと教育」という演題でご講演いただいた。アライナーとブラケット装置の違いについて歯を移動させるために必要な矯正力のメカニズム、適応、重要なポイントなどについて分かりやすく解説いただき、筆者としては学生時代に聞いておきたかった内容だった。本学の学生および研修医教育について、近年の学生にはスマートホンを利用したクイズ形式の問題出題を行い、解答・解説もゲーム感覚で学べる。如何に学生に興味を持たせて勉強に取り組ませるかに心を砕いている様子が伺えた。また5年間の卒後研修期間内に確実に資格を取得出来るプログラムを導入し豊富な患者症例を生かした教育システム作りをされていた。現在矯正科に残る研修医が非常に多いことも合点がいく。ご自身の臨床および研究にも多岐にわたり熱心に取り組まれている姿がとても印象に残った。続く懇親会は小林修一厚生理事の司会のもとで和気藹々と進められ、来賓として神奈川県支部連合同窓会会長杉之内俊之先生をお招きし、ご挨拶をいただいた。偶然ではあるが先生は先の西井教授と本学同級生とのことだった。最後は小田原の高橋諄吉先生の音頭で恒例の大円陣を組んでの校歌の大合唱。中峰保副支部長の閉会の辞でお開きとなった。(文責:関谷)

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